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【NY市場】米景気刺激策に期待感、リスク回避後退
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8日のNY市場ではオバマ次期米大統領が週末に公共投資型の景気刺激策を発表したことで、米株式市場が堅調に推移し、リスク回避の動きが後退した。
ただ、米株式市場は高値もみ合いとなったことから、円売りやドル売りの動きは鮮明ではなかった。
この日、米民主党の自動車メーカー救済草案が報道された。
期間7年間の融資を実施し、金利は最初の5年間が5%、その後は9%、3月31日までに長期リストラ計画に提出、救済資金はエネルギー省の先端技術計画から資金拠出、などといった内容だった。
エネルギー省の資金だけでは救済資金が不十分との指摘が多い。
ただ、再建の実現性が疑問視されているものの、一旦国民の資金が投入されてしまえば回収が前提となるため、将来的に再度資金不足となった場合でも追加融資などが規定路線とされそうだ。
◆株高も方向感は不鮮明、ドル円は東京水準に押し戻される ドル円は93.51レベルから92.56レベルまで水準を切り下げた。
米株式市場が高値もみ合いとなるなか、手掛かりに乏しく、邦銀系のドル売り・円買いに押された。
下げ一巡後は93円割れの水準で小動きだった。
クロス円では豪ドル円が61.10レベルまで押し戻された後、62.00レベルまで下げ渋った。
NZドル円も底堅く、50.00付近まで軟化した後、50円台後半まで切り返した。
ユーロ円はユーロドルが堅調に推移したものの、ドル円の上値が重く、119.59-120.63レベルでもみ合った。
◆ユーロドル、一本調子の上げ続く ユーロドルは1.2841レベルから1.2964レベルまで上昇し、終始堅調な展開を続けた。
米株高がサポートとなったほか、アジア中銀系のユーロ買い観測も出ていた。
ユーロポンドがリアルマネーやCTA(商品投資顧問)のユーロ買い・ドル売りから最高値を更新したこともユーロドルを押し上げた。
ポンドドルはユーロ買い・ポンド売りを受けて1.4892レベルから1.4793レベルまで水準を切り下げた。
ユーロポンドの上昇が一服すると株高もあり、1.4956レベルまで反発した。
ドルカナダは原油高を背景に1.24台中盤で上値の重い展開を続けた後、実需のドル買い・カナダ売りもあり、1.2610レベルまで反発。
ただ、ドル売り圧力は強く、1.2500付近へ押し戻された。

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