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【ロンドン市場】警戒感弱まり、欧州通貨は巻き返しの動き
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8日のロンドン市場は欧州通貨買いが強まった。
先週末発表になった米雇用統計は雇用情勢の急激な悪化を示した。
改めて米実体経済の弱さを裏付けた格好となったが、市場の反応は逆で、株価も大幅に上昇、警戒感も一服といったところ。
これまで実体経済の弱さを材料に欧州通貨は売られ、結果としてドルが買われる局面だったが、きょうはその巻き返しの状況となったようだ。
◆ユーロ円、ポンド円買い強まる 欧州通貨買い戻しと円安の動きに、ユーロ円、ポンド円は買いが優勢となった。
ユーロ円は節目となっていた120円を突破し、ストップを巻き込む形で、一時121円手前まで上昇している。
NY勢参加前に伸び悩み、120円を割り込む場面もあったものの、強い動きを見せた。
◆ドル円93円台回復 クロス円上昇がサポート 欧州通貨の買いの反面、ドル売りが上値を抑え、円安の動きが他通貨で出ていたものの、ドル円は93円手前でもみ合っていた。
しかし、クロス円の上昇がサポートし、93円の壁を突破、一時93.85水準まで上昇している。
10日線が94.00近辺に入っており、目先は上抜けることができるか注目したい。
◆ユーロポンド上下動 警戒感の緩和から、欧州通貨の買い戻しが強まったが、中でも、これまで最も軟調に推移していたポンドの買い戻しが先行した。
対ユーロでも上昇、ユーロポンドは0.8580水準まで下落したが、終盤はポンドの上値も重くなり、結局、朝の水準に戻している。

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