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俊才インド人CEOの挑戦(FINANCIAL TIMES)
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- 2005年3月、米証券大手モルガン・スタンレーでナンバー2争いに敗れたことを悟ったヴィクラム・パンディット氏は、コートを羽織ると夜のニューヨークに出ていった。そして20年以上勤めた会社に彼はその後二度と戻らなかった。 元同僚によれば、彼はほとんど誰にも気づかれずに出ていったらしく、涙の別れも、捨て台詞もなかったという。感情を表に出さないこうした控えめな態度は、1970年代初めに生まれ育ったインド中部の町ナグプールからニューヨークに渡り、コロンビア大学に入って以来、ずっと彼を特徴づけてきた。 株価が1週間で半値に しかし、昨年12月に就任した経営不振の巨大金融機関シティグループのCEO(最高経営責任者)としては、世間の注目を浴びない努力は無駄でしかない。

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