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【NY市場】株高もリスク回避姿勢は継続
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2日のNY市場では、ドル円やクロス円が上値の重い展開だったほか、ユーロドルがしっかりと推移したものの、全体的には不鮮明な展開だった。
この日は米自動車会社の再建案や米自動車販売台数に焦点が当たった。
NY午前はフォードが議会に提出した再建案を公表し、ボーナスカットなど踏み込んだ内容のコスト削減が提示されていたことが好感され、米株式市場は堅調に推移した。
株高を受けた円売りが加速するほどではなかったが、ドル円やクロス円はしっかりと推移した。
NY午後に入りGMが低調な11月の米自動車販売台数を発表すると、米株式市場は一時伸び悩み、円高が強まった。
終盤にかけて米株式市場は再び上値を伸ばしたが、円安の反応は限られた。
◆円相場、方向感は不鮮明 米自動車会社に焦点 株高を受けてドル円は93.17レベルから93.65レベルまで、ユーロ円は117.80レベルから119.45レベルまで上昇した。
ただ、米株式市場が伸び悩むと、ドル円は93円割れまで、ユーロ円は118円割れまで反落した。
ポンド円は137.95レベルから140.91レベルまで上昇した後、138.18レベルまで水準を切り下げた。
この日は、米株式市場全体との連動というよりも、米大手自動車会社の株価動向をにらんで円安・円高推移となったようだ。
米政府からつなぎ融資が得られなければ、年内にも破産法を申請する可能性があると指摘されており、予断を許さない状況にある。
◆原油安でカナダ軟調、大幅利下げ観測背景にポンド重い ユーロドルは1.2635レベルから1.2766レベルまで堅調に推移。
米株式市場の堅調推移やカストディアン系のドル売りからこの日の高値を更新した。
ただ、NY午後に入ると伸び悩み、1.2665-1.2737水準でもみ合った。
ポンドドルは大口の買い観測から1.5068レベルまで上昇した後、大幅利下げ観測を背景に1.4855レベルまで押し戻された。
ドルカナダは1.2380レベルから1.2581レベルまで堅調に推移。
原油価格が軟調に推移したことからカナダ売りが入った。
ただ、終盤にかけては1.2500レベルまで調整した。

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