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バスラ攻撃の戦略的背景と米・イラン関係(世界鑑測 菅原出の「安全保障・インサイド」)
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- 「イラクの治安は改善している」「我々の勝利は近づいている」と宣伝するブッシュ大統領を嘲笑うかのような治安の悪化が、イラク南部を中心に続いている。3月25日、イラクのマリキ首相が、南部の主要都市バスラを「平定する」目的で兵を送り、同政権と対立するシーア派の指導者ムクタダ・サドル師率いる民兵組織マフディ軍と衝突。軍事的な衝突は南部の他の都市や首都バグダッドの一部にも拡大、イラクの治安情勢が依然として非常に脆弱であり不安定であることを改めて世界に知らしめた。 イラクのマリキ首相は、イラクで唯一の海への玄関口であり、南部石油地帯の戦略的に重要な拠点都市であるバスラを中央政府のコントロール下に置くため、自らバスラへ赴き、3月24日に大規模な軍事作戦の開始を宣言。

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