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【東京市場】模様眺めの中、レンジ内で上下動
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28日の東京市場、米感謝祭の翌日であることや、休日の谷間、また月末ということもあって、市場参加者は少く、見送り気分も強い中、レンジ内での上下動が繰り広げられた。
株価は底堅く推移していたが、為替市場の反応は限定的。
米感謝祭休暇明け、来週からの米市場の状況を見極めたいという空気が強い。
◆ドル円は上下動も、海外市場のレンジ内の動き 基本的には様子見気分が強い中、ドル円は95.20-95.60の狭い範囲での上下動となった。
午前は仲値に絡んだショートカバーが出て強含み、95.60近辺まで上昇した。
しかし、短期的な動きが中心で、直ぐに利食いから95円台前半まで一気に下落。
しかし、前日の海外市場のレンジは抜けず、95.30近辺で動きは止まる。
きょう発表になった消費者物価、雇用統計、鉱工業生産には反応しなかった。
◆生産弱い 朝方発表になった10月の鉱工業生産は前月比-3.1%となった。
マイナスは2ヵ月ぶり。
自動車関連や電子部品が大きく落ち込んでおり、金融危機による世界的な景気後退の影響が出始めたようだ。
経済産業省の発表した先行きの見通しによると、11月は-6.4%、12月も-2.9%と2ヵ月連続でマイナスが続く見通し。
11月の-6.4%がその通りとなれば、統計調査開始以来、最大のマイナス幅となる。
中川財金融相は、閣議後の会見で、日銀も政府と認識を共有するならば、対策をとってもらいたいと述べている。
◆豪ドルは底堅さも 豪株価大幅上昇 全体的には様子見が強いが、豪ドルは比較的しっかりとした動き。
豪株価が大幅に上昇しており、S&P/ASX200指数は4%超の急上昇となった。
商品市場復活への期待感が高まり、鉱山株が上昇を牽引している。

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