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個人消費の拡大が期待される中国の大幅利下げ
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11月26日、中国の中央銀行である中国人民銀行は、商業銀行の基準金利(1年物)を1.08%引き下げ、貸出金利を5.58%、預金金利を2.52%とすること(いわゆる利下げ)を発表しました。
今回の利下げは、9月以降で4回目で、利下げ幅が1%を超えるのは、アジア通貨危機時の1997年10月以来11年ぶりとなります。
中国が11年ぶりとなる大幅な利下げを実施した背景に、経済成長率の鈍化があります。
中国の今年7―9月期の実質GDP成長率は、前年同期比9.0%増と、10%を超えていた前期までと比べ大幅に減速しています。
また、世界銀行は、来年(2009年)のGDP成長率を7.5%にとどまると予測しています。
中国政府は、雇用を維持するための成長率として8%を強く意識しているといわれていますので、中国政府としては、なんとしてでも8%という水準は維持したいところなのでしょう。

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