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【東京市場】株価上昇も警戒感強くNY時間の上げ縮小
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27日の東京市場、ドル円、クロス円はNY時間の上げを失う格好となった。
NY株式をにらみながらの展開はきょうも継続、日経平均は前日のNY市場の続伸を受けて上昇、朝方は円売りの動きも出ていたが、その後、日経平均が伸び悩んだことで、ドル円、クロス円は売りが強まった。
株価は米政府の金融対策などの材料もあり、リバウンドを試す動きとなっているが、いずれ市場の関心は実体経済の悪さに戻るとの見方が強く、為替市場は、株価のリバウンドにあわせて積極的に上値を追う雰囲気までは出ていない。
◆ドル円伸び悩み 警戒感強く、上値には慎重 朝方は円安の動きから、ドル円はNY時間の高値95.90近辺を目指す動きもみられたが、結局、跳ね返された。
一時95.00近辺まで下落したが、94.80/00の水準がサポートとなっており下げ渋った。
ドル円はリバウンドを試すものの、10日移動平均(95.90水準)に跳ね返された格好となった。
市場全体はネガティブな雰囲気が、やや後退しているが、節目を抜け切れていない。
短期的には10日線を突破するか、それとも94.80/00の水準をブレイクしてボリンジャー・バンドの下限に到達するか注目される。
◆オセアニア通貨軟調 日本の機関投資家の実需売りも 全体的には円買いの動きから、他通貨は売り優勢となっていたが、特にオセアニア通貨は下落が目立った。
マーケットが薄かった面も否めないが、上値では日本の機関投資家の実需売りも観測されており、圧迫していた面も。
豪ドル円は一時61円台に下落。
豪ドルについては、東京時間の朝方になった第3四半期の民間設備投資が発表されていた。
前期比0.6%増と比較的しっかりとした結果となっている。
プラントや製造装置は2.4%減少したものの、建設投資が6.6%と大幅に増加したことが寄与した。
また、スワン豪財務相は世界経済の見通しがさらに悪化した場合、追加の財政刺激策を実施する可能性があると述べていた。
ただ、市場の反応は共に限定的だった。

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