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【ロンドン市場】株価にらみの振幅続く
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26日のロンドン市場は欧州株に連動する形でドル円、クロス円が振幅する展開だった。
序盤は日本株やアジア株が軟調だったことから欧州株が軟調になることを先読みして円買いが先行した。
ドル円は一時94.65レベルの安値をつけた。
クロス円もユーロ円が122円台後半、ポンド円が145円台前半へと下落して東京市場からの安値を伸ばす動きがみられた。
欧州株は予想通り軟調なスタートとなったが、この時点では円買いは一服し、揉み合いとなる。
中国人民銀行が突然の利下げを発表すると欧州株式市場はこれを好感してプラス圏へと反発した。
ドル円は95円台を回復、ユーロ円は124円台乗せ、ポンド円も147円台乗せとなる場面があった。
ただ、欧州景気についてはトリシェECB総裁などから成長鈍化見通しなど悲観的な意見が述べられ、中国利下げの効果は長続きしなかった。
ドル円は95円台前半で揉み合い。
ユーロ円は123円台前半、ポンド円は145円台後半へと反落した。
その後は、欧州株がやや下げ渋り、NY市場の参入を控えていることからポジション調整の動きがみられ、ドル円は95.50近辺までショートカバーされた。
ユーロ円は123円台半ば、ポンド円は146円挟みでの取引へと落ち着いた。
ユーロドルやポンドドルはクロス円相場に同調して振幅を繰り返した。
ユーロドルは1.2930-1.3030、ポンドドルは1.5295-1.5450レンジで推移し、やや上値が重い展開だった。
◆中国大幅利下げに円売りの反応 中国人民銀行は政策金利にあたる1年物貸出金利を6.66%から5.58%へと引き下げた。
これまで27bpずつの小刻みな利下げを続けてきただけに、今回の108bpは大幅利下げとなる。
為替市場はこれを好感して円売りの反応が見られた。
ドル円は95円近辺から95.20-30レベルへ、ユーロ円は123円台前半から123円台後半へ、ポンド円は146円近辺から146円台半ばへと買われた。
◆ドルカナダ、激しく振幅 ユーロドルやポンドドルが100ポイント程度の振幅だったことに比べて、ドルカナダは200ポイント近い値幅でのスウィング相場となっていた。
序盤は1.23割れから売りが強まり1.22台半ばへと軟化。
中国利下げ報道で原油先物が反発すると1.2150近辺までの一段安となった。
その後は株安、円高に連動して1.23近辺まで反発。
NY市場を控えて再び1.22近辺に下落と忙しい相場だった。
カナダは対ユーロでも堅調で、カナダ買いのバイアスがかかっていた。

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