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【ロンドン市場】株価にらみで振幅
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25日のロンドン市場は欧州株など株価動向に
円相場が連動する展開だった。
序盤は東京市場後半からの揉み合いを受け 静かな取引から始まった。
欧州株の取引が軟調に始まると、円買いの 動きが強まり、ドル円は96円台半ばから 次第に下値を追う展開となった。
東京市場の安値水準96.20を下抜けると ストップ注文を巻き込んで96円割れとなった。
欧州株に加えて米株価指数先物もマイナス圏 で取引され、円買いの動きが広がった。
ドル円は95.65レベルへと一段安となった。
OECD経済見通しでは主要各国のマイナス成長の 見通しと共に、追加利下げの必要性が示された。
また、英中銀総裁などMPCメンバーの議会証言 では景気の先行きの悪化およびインフレが 急速に低下する見通しが述べられていた。
欧州株は追加利下げ見通しを好感して反発、 プラス圏へと転じた。
この動きをきっかけにドル円もショートカバー の動きが強まり、96円台前半へと戻した。
クロス円もドル円と同様の往来相場となった。
ユーロ円は124円台半ばから一時122円台半ばへ 下落した後、再び124円台乗せへと戻す場面が あった。
ポンド円も146円台から144円近辺まで 下げた後、145円台後半へと反発した。
NY市場での米GDP改定値などの発表を控えての 警戒感もあり、ドル円は96円近辺、ユーロ円は 123円台後半、ポンド円145円近辺へと押し戻され、 東京市場と比較するとやや円高水準で推移した。
ユーロドルやポンドドルはクロス円に連動する 神経質な展開だったが、東京時間21時ごろにかけて レンジ内での取引が続いた。
ユーロドルは1.2815-1.2910レンジ、ポンドドルは 1.5050-1.5160レンジだった。
◆OECD経済見通し、09年米国はマイナス0.9%成長に OECDが主要各国の経済見通しを発表した。
米国はすでに景気後退局面に入っており、09年央まで 続くとし、09年成長率はマイナス0.9%となる見通し。
ユーロ圏についても09年成長率をマイナス0.6%とし、 これまでのマイナス0.5%から下方修正した。
主要各国はデフレを警戒する必要があり、経済刺激策と ともに追加利下げが必要とした。

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