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【ロンドン市場】円高の巻き戻し進む、英税制改革でポンド買い
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週末のロンドン市場では円高の巻き戻しが進んだ。
米銀大手の再編期待で米欧株価が大幅高となったことが背景。
ポンド円は140円台後半から143円台前半まで、ユーロ円は118円台後半から120円台半ばまで買われた。
ただ、後半には米欧株価が伸び悩み、円安も一巡した。
個別ではポンドが堅調。
税制改革に絡んだポンド買い観測が出ていた。
◆英税制改革観測でポンド堅調 きょうはポンド買いが目を引いた。
ポンドドルは1.5000を突破し、ユーロポンドは0.8400を割り込んだ。
ポンド買いの材料としては英国の税制改革に絡んだポンド買い観測 が出ていた。
税制改革で多国籍企業による資金の本国回帰観測が 浮上しており、相対的にポンドを押し上げる要因となったようだ。
英紙FTでは、英財務省が企業が受け取る海外配当の免税措置を検討 しているとの観測記事が出ていた。
◆ユーロ、企業景況感の大幅悪化に反応せず きょう発表されたドイツ及びユーロ圏の企業景況感は、 市場予想を大幅に下回る水準へと悪化した。
ドイツの製造業PMIは1996年の統計開始以来の最低値36.7、 ドイツの非製造業PMIは1998年1月以来の低水準46.2を記録した。
ただ、企業景況感が悪化する一方、ユーロは対円、対ドルで買われた。
米欧株価の上昇でポジション調整的なユーロ買いが優勢だった。
◆カナダ、インフレ鈍化は蚊帳の外 きょう発表された10月のカナダ消費者物価指数は総合、コアとも 市場予想を大幅に下回る伸びとなった。
インフレ鈍化は、 カナダ中銀による追加利下げ観測を強める内容だが、反応は限定的。
発表直後のドルカナダは1.27台後半、カナダ円は74円台前半となり、 特に大きな反応を示さなかった。

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