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大豆価格上昇の契機となるか 膨らむ中国の需要
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米国のコモディティ市場では、景気停滞に伴う需要減少懸念を受けて原油価格が年初来の安値を更新し続けています。
そして、原油と同様に生活必需品でありながらも需要後退が警戒される穀物市場でも低空飛行が続いています。
停滞しているのは、原油価格が高騰した場合の代替燃料となるエタノール需要の増加期待を受けて価格が上昇した反動が見られるコーンだけではありません。
コーンよりも食用という色合いの濃い大豆までも頭重い動きが続いているのです。
例えば現地18日のシカゴ市場、中心限月の終値は902セント。
今年の終値ベースでの最高値は6月30日に付けた1,631セント(通常取引)だったため、現在の価格水準は約45%の値下がりを記録したことになります。
しかしながら、実際の需給はこの価格低迷の根源となっている景気停滞による需要減少という観測とは若干異なる様相も見られ始めています。
というのは、最大の輸入国である中国の輸入量がここに来て急激に増加しているのです。

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