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【東京市場】 株価軟調で円買いの動き ファンド清算の報道も
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19日の東京市場は円買いの動きが強まった。
前日のNY株式 市場が上昇したことから、早朝は円売りが進んだ。
ただ、東京 勢が本格的に参入してきると、円買いの動きが強まった。
米株 先物が時間外で値を下げ、東京市場も、日経平均が軟調に 推移する中、リスク回避の動きが強まった。
一部報道でシティが 傘下のファンドを清算するといったニュースが流れたことも、株価 を圧迫していたとの観測も。
株価にらみの為替市場も連動する 格好となった。
◆ドル円軟調 21日移動平均が重しに ドル円は早朝、97円台に上昇したものの、維持できなかった。
97.40付近には 21日移動平均があり、壁となっている。
東京勢が本格参入すると、株価の動 きとともに、次第に売りが強まった。
96.50水準では輸入企業や機関投資家の 買い注文も観測されていたが、ブレイク、一時96.30近辺まで下落した。
◆ポンド底堅い動き 議事録前に調整も 円買いの動きから、ポンド円は下落しているものの、他の 欧州通貨と比較すれば、底堅い動きもしている。
対ユーロ では買い優勢の展開。
きのうのロンドン時間には10月の英消費者物価が発表され、 1年2ヵ月ぶりに前年比で伸びが鈍化した。
しかし、ポンド売り の動きは限定的なものとなっている。
このところ、独歩安とも 言えるほどポンドは軟調な動きが続いていた。
市場の一部 では来月の英中銀政策委員会(MPC)では1.0%の利下げも 期待され始めているが、きょうのロンドン時間に発表される 今月MPC分の議事録の発表を前に、調整の買い戻しが出 ているのかもしれない。
◆豪ドル軟調 景気指標は景気後退入り示唆 豪ドルは軟調な値動きとなった。
株式市場が軟調だったことから、 豪ドル円は一時62.00近辺まで下落、前日のNY時間の安値に 並んだ。
豪州の景況感も悪化している模様で、きょう発表になった9月の 豪ウェストパック景気先行指数は前月比-1.0%と過去最悪の下落 率となった。
エコノミストの間でも、景気後退入りのサインが出始め ているとの見方が強まっている。
また、10月の新車販売も前年比 -10.6%となっており、過去最悪の下落率となった。
市場では来月の 大幅利下げも期待されている。

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