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悪いことばかりではない原材料価格の下落
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景気に敏感な鋼材など主要商品で構成する日経商品指数(17種)が、大きく下落しています。
日経商品指数の伸び(前年同月比)は、10月末時点でマイナス10.3%と、2001年の景気後退局面のマイナス幅を上回り、アジア通貨危機の1997年、98年以来の低下率を示しています。
日経商品指数とは、日本経済新聞社が開発した商品価格の指数です。
鋼材、非鉄金属、遷移など17品目の国内企業間取引価格をもとに指数が算出されます。
一般に、企業が取引する商品価格は、景気に敏感に反応するといわれており、内閣府が発表する景気動向指数の先行指数を構成する1要素としても採用されています。
言い換えれば、日経商品指数が低下しているということは、日本における商品需要が低下しており、日本景気の先行き懸念が強まっているといえます。

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