基軸通貨(きじくつうか)とは
基軸通貨(きじくつうか、Key currency)とは次の条件を兼ね備えた国際通貨を指す。
要件と条件
基軸通貨としての要件として以下のことがあげられている。
- 国際間の貿易・資本取引に広く使用される決済通貨であること
- 各国通貨の価値基準となる基準通貨であること
- 通貨当局が対外準備資産として保有する準備通貨であること
基軸通貨としての機能を果たすには以下の条件が必要とされている。
- 通貨価値が安定していること
- 高度に発達した為替市場と金融・資本市場を持つこと
- 対外取引規制がないこと
歴史的には、イギリスポンド(以下、英ポンド)やアメリカ合衆国ドル(以下、米ドル)が基軸通貨と呼ばれてきた。
基軸通貨の移り変わり
英ポンドは19世紀半ば以降、国際金融の中心地としてのイギリスの強力な立場を背景に基軸通貨としての役割を担っていたが、第一次世界大戦で欧州各国は経済が疲弊し逆にアメリカは戦争特需で経済が急成長したため、(正式では無いが)基軸通貨が機能面で英ポンドから米ドルへ移り、第二次世界大戦後はアメリカがIMF体制の下で各国中央銀行に対して米ドルの金兌換を約束したこと及びアメリカの経済力を背景に米ドルが名実共に基軸通貨となった。欧州単一通貨・ユーロが将来的に米ドルと並ぶ基軸通貨に成長するとの見方もあるが、対外取引の80%以上が米ドルで行われていることから、現在のところの実質的な基軸通貨としての地位は揺らいでいない(ユーロは約10%)。
関連項目
- 通貨
基軸通貨の書籍検索結果
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基軸通貨の政治経済学 基軸通貨ドルの形成 基軸通貨の終焉―国際通貨体制へのレギュラシオン的接近 (レギュラシオン選書) 英国為替政策―1930年代の基軸通貨の試練 銀行原理と国際金融―流動性ジレンマ論の問題点と基軸通貨本位制の運営可能性 |
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