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投資・金融・経済辞書/用語集  >   >  欧州共同体(おうしゅうきょうどうたい)とは

欧州共同体(おうしゅうきょうどうたい)とは

欧州共同体(おうしゅうきょうどうたい, EEC:European Economic Community)とはローマ条約調印により欧州経済共同体という名称で1957年3月25日に本部をベルギーの首都ブリュッセルに設立された。 欧州諸共同体(仮訳/European Communities)のうち最も重要なヨーロッパの国家連合体である。当初は、経済統合が目的であった。1992年のマーストリヒト条約により経済という単語が外されると同時に、欧州共同体は事実上、欧州連合の3本柱構造のうちの最初の柱である共同体(あるいは諸共同体)の柱(仮訳/Community (or Communities) Pillar)となり1993年に欧州連合(EU) に発展した。

目次

  • 1 欧州共同体
  • 2 共同体の柱
  • 3 欧州経済共同体
  • 4 欧州諸共同体の将来
  • 5 原加盟国
  • 6 変遷
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欧州共同体

欧州諸共同体とは欧州共同体及び欧州原子力共同体の総称であり、1967年のブリュッセル条約により欧州石炭鉄鋼共同体を含めた三つの共同体は、単一の統治機関が運営する体制へと移行した。

欧州石炭鉄鋼共同体の設立後すぐに、欧州防衛共同体 (European Defence Community) 及び欧州政治共同体 (European Political Community) という二つの共同体の提案があったが、否決された。

1958年に設立した欧州経済共同体はまもなくこれら三つの共同体の中で最も重要な地位を占めるようになり、続けて成立した条約によって単なる経済領域だけでなく、その領域を拡大していった。その一方で残りの二つの共同体は大きく制限を受けた状態のままで取り残されていた。2002年にはパリ条約の失効により欧州石炭鉄鋼共同体は解散となったが、存在は冗長と見られており継続の努力は払われなかった。欧州石炭鉄鋼共同体の資産及び債務は欧州共同体へと引き継がれ、石炭と鉄鋼に関わる領域は欧州条約の下で扱われることとなった。

1993年11月のマーストリヒト条約の発効により、欧州経済共同体はその名前を変えて欧州共同体となる。欧州共同体は残る二つの柱と併せて、今日の欧州連合としても知られるようになった。

2005年10月、欧州エネルギー共同体 (European Energy Community) が発足した。これは欧州経済領域と同様の、欧州連合及び非加盟国をカバーする初めての共同体である。

共同体の柱

マーストリヒト条約は欧州諸共同体全体を、欧州連合の3本柱構造のうち共同体の柱または諸共同体の柱として知られる第一の柱へと変えた。共同体の柱の政策領域における決定は、特定多数決方式 (Qualified Majority Voting/QMV) により行われる。

欧州経済共同体

欧州の統合はベネルクス三国によって1944年9月に調印、1948年1月に発足したベネルクス関税同盟に始まる。

欧州経済共同体 (EEC) は、通称共同市場 (the Common Market) または単に6カ国と呼ばれるECSC加盟国、ベルギー、フランス、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、西ドイツが署名したローマ条約により、1958年に成立した組織である。1967年に欧州共同体へと統合された三つの組織のうちEECは最も重要とされ、1993年のマーストリヒト条約の批准以降欧州連合として知られることとなる。EECは加盟国間における経済面の共同体を目的としたが、最終的には政治面での共同体へと至った。EECにより、モノ、サービス、労働力及び資本の自由移動、トラスト及びカルテルの廃止、さらに労働、社会福祉、農業、輸送及び対外貿易について統合したかつ相互間での政策の整備がなされた。

1956年、イギリスは欧州自由貿易地域を提案するとともに、EECの共同市場をこの欧州自由貿易地域へと組み入れる提案を行った。1958年11月、シャルル・ド・ゴール大統領及びフランスがこの提案を否決した後、イギリスはスウェーデンとともに1960年に欧州自由貿易連合 (EFTA) を設立し、共同市場(7カ国)に属しない他の欧州各国が同調した。1973年初め、イギリス、アイルランド及びデンマークがEECに接近し、EFTAとEECは経済政策の多くの領域に関して、二つの組織間での対等な一連の協定を結ぶ取り決めを行った。1995年までに、EFTA加盟国のうち4カ国を除いた全ての国が、欧州連合に加わった。

EECの最初の重要な成果の一つが農作物共同市場形成のための、1962年の農作物の共通価格水準の創設である。1968年には特定生産物についての域内関税(加盟国間での貿易関税)が撤廃された。

欧州諸共同体の将来

発効が断念された欧州憲法条約では、欧州共同体を欧州連合の他の2つの柱と統合し、欧州共同体および今日の欧州連合双方の正当な後継組織である新しい欧州連合を創出することになっていた。その後リスボン条約でこの理念は継承され、3つの柱を完全に一本化し国際法人格を持つ新たな欧州連合となることが定められている。同条約が発効したさいに欧州共同体設立条約は欧州連合の機能に関する条約と改称され、欧州共同体という柱・枠組みは消滅することになる。ところで欧州憲法条約が議論されていたときに、欧州原子力共同体 (Euratom) の法的な存在を終結するため、一時期、欧州憲法条約により欧州原子力共同体設立条約を破棄するべきであると提案がなされた。その後リスボン条約発効後は、欧州連合とは別の枠組みとして Euratom を独立した機関とするということが提唱されている。

原加盟国

  • ベルギー
  • オランダ
  • ルクセンブルク
  • フランス
  • ドイツ
  • イタリア

変遷

  • 1948年 - ベネルクス三国によってベネルクス関税同盟発足。
  • 1952年 - 欧州石炭鉄鋼共同体 (ECSC) 発足。
  • 1957年 - ローマ条約締結。
  • 1958年 - 欧州経済共同体(EEC)が発足。
  • 1960年 - EECに対抗してイギリスを中心に「欧州自由貿易連合」 (EFTA) が発足。
  • 1965年 - ブリュッセル条約締結。EEC、ECSC、EURATOMの統合。
  • 1967年 - 欧州共同体(EC)誕生
  • 1973年 - イギリス、デンマークがEFTAを脱退、EC加盟。アイルランド加盟。
  • 1981年 - ギリシャ加盟。
  • 1986年 - スペイン、ポルトガル加盟。
  • 1992年 - マーストリヒト条約が締結。
  • 1993年 - 欧州連合 (EU) に発展
  • CE Mark Information about CE Mark of Construction's products
変更履歴
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