ハンバーガーチェーン最大手の「日本マクドナルドホールディングス」の去年１２月期の決算は、デフレを背景に、低価格メニューの販売が好調だったことなどから、株式を上場して以来、最高の最終利益となりました。

去年、アメリカを抜いて世界一の自動車市場となった中国では、先月も新車の販売台数が前の年の同じ月の２倍以上に当たる１６６万台に達し、消費の拡大を背景に好調な販売が続いています。

トヨタ自動車が９日、不具合があるとしてリコールを届け出たハイブリッド車の新型「プリウス」について、国内のおよそ２０万台を対象に１０日からリコールを開始し、問題となっているブレーキの制御システムのプログラム変更を行うことにしています。

大手ビールメーカーのサントリーホールディングスの佐治信忠社長は、９日に記者会見を行い、キリンホールディングスとの経営統合を断念したことを受けて、海外の企業の買収資金などを確保するため、今後、株式の上場も検討する考えを明らかにしました。

トヨタ自動車が新型「プリウス」など４つの車種のハイブリッド車のリコールを届け出たことを受けて、各地の販売店では顧客からの問い合わせなどに追われています。

トヨタ自動車の豊田章男社長は９日午後、都内で記者会見し、新型「プリウス」などのリコールを届け出たことについて謝罪するとともに、今回の不具合でリコールなどの対策が必要な車両は全世界で４３万台に上ることを明らかにしました。

新型「プリウス」など４つの車種のハイブリッド車のリコールを届け出たことについて、トヨタ自動車の豊田章男社長は９日午後、都内で記者会見し、「トヨタ車の品質や安全性について多くの皆様にご迷惑や心配をかけたことをおわびします」と述べて謝罪しました。

週明け８日のニューヨーク株式市場は、ギリシャなど一部のヨーロッパ諸国の財政悪化への懸念が依然として根強いことから売り注文が増え、平均株価は終値で去年１１月以来、およそ３か月ぶりに１万ドルを割り込みました。

経営統合を断念した大手ビールメーカーの「キリンホールディングス」と「サントリーホールディングス」は、統合によって海外市場での積極的な事業展開を目指していただけに、今後、新たな提携先を探すなど、戦略の見直しを迫られることになります。

電機メーカーの「ＪＶＣ・ケンウッド・ホールディングス」は、傘下の「日本ビクター」が、テレビ事業などで生じたあわせて１７０億円に上る損失を計上しない不適切な会計処理を行っていたことを明らかにしました。