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銀行のオンラインシステム
銀行のオンラインシステムとは、銀行に構築されているネットワーク、オンラインシステムのこと。
預金や貸出など、銀行の勘定系の事務は、かつて人手で労働集約的に行われていた。預金の口座元帳への記帳などこれら大量の事務作業を、情報処理技術・コンピュータシステムによって自動化・機械化していったのが始まり。
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日本の銀行のオンラインシステム
一般に企業の情報システムは、本来の業務を支援するものと言える。一方銀行のシステムは、システムの機能自体が銀行の商品やサービスを具現化している。また、銀行のシステムが扱うデータは顧客の金融資産のデータであり、そのデータにCDやATMで顧客が直接アクセスする点が特徴である。従って、一般の企業の情報システムに比較して、信頼性や可用性、操作性などの面で一段上のレベルが求められてきた。
日本の銀行システムはアメリカと比較してもリアルタイム指向のシステムとしての発展が早かった。それには、以下のような理由がある。
1959年、三和銀行が真空管を使用したIBM 650を導入したのが、日本初の銀行へのコンピュータ導入である。オンラインシステムと言われる以前は、リアルタイム処理を要求されない事務をバッチ処理していた。
みずほ銀行の合併によるシステム統合のトラブルは記憶に新しい。これにより、国内のメガバンクおよび地銀上中位行では、改めてシステムの重要性を認識し、結果としてシステム部門が他部門と同等の地位に引き上げられている。しかし、一部の地方銀行では近年金融業界を取り巻く法制度の急変によりシステム開発・運用部門に負荷が増大し、また未だに「システム蔑視」の風潮が蔓延る(システム部門を根拠なく下位と位置づけ経営計画にさせず、営業推進の不振や融資稟議・管理の遅れを「システムが悪いせい」と責任転嫁するなど)銀行もあるなど、自営継続を断念しベンダーと創始時参加行が主導となる共同システムに参加する銀行も増えている
世代
- 第1次オンラインシステム - 1960年代半ばに構築
- 第2次オンラインシステム - 1970年代半ばに構築
- 第3次オンラインシステム - 1980年代半ばに構築
銀行のオンラインおよび銀行のオンラインと接続しているネットワーク
- 都市銀行オンライン(BANCS)
- 地方銀行オンライン(ACS)
- 第二地方銀行オンライン(SCS)
- 信託銀行オンライン(SOCS)
- 信用金庫(しんきんネットキャッシュサービス)
- 信用組合オンライン(SANCS)
- 労働金庫オンライン(ROCS)
- 系統農協・信漁連(全国農協貯金ネットサービス)
- 全国キャッシュサービス(MICS、Multi Integrated Cash Service)
- 入金ネット
- 全国銀行データ通信システム(全銀システム)- 内国為替制度を担うオンライン。
- 日本銀行金融ネットワークシステム(日銀ネット) - 外国為替円決済制度を担うオンライン。
- 手形交換所 - 手形交換制度を担うコンピュータシステムを持つまたは人手による立会い交換を行う場所。
- 国際銀行間通信協会(SWIFT) - 貿易など、国際的な銀行間のデータ交換を担うオンライン。
- ANSER(Automatic answer Network System for Electrical Request) - 電話・FAXなどから口座の残高照会・振込などを行うオンライン。
- CAFIS(Credit And Finance Information System、クレジット網) - クレジットカード会社をはじめ、カードビジネスを担うオンライン。
- 地銀ネットワークサービス(CNS) - 地方銀行が結んでいる振込・振替・収納などを担うオンライン。
- ファームバンキング
- ホームバンキング
関連項目
- BANCS
- MICS
- 全国銀行協会
- 信金中央金庫
- 金融機関
- 日本銀行
- インターネットバンキング
- 金融機関のオンラインシステム
参考文献
- 『1990年代の銀行戦略―第3次オンラインでこう変わる』 経済法令研究会 1988年
- 『ITエンジニアのための業界知識がわかる本』 著 三好康之 翔泳社 2006年
外部リンク
- 銀行の第1次オンラインについて・銀行の第2次オンラインについて・銀行の第3次オンラインについて(岡部光明)
- 銀行オンラインネットワークについて(関口益照)
銀行のオンラインシステムの書籍検索結果
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