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マネー・マーケット・ファンド

マネー・マーケット・ファンド(Money Market Fund)とは、公社債を中心に投資する投資信託の一種。MMFとも略される。

概要

政府発行の短期証券などに投資して、元本の安全を確保しながら安定した利回りを得られるような運用を行う。即日の購入・解約が可能となっている。

1971年、それまで銀行の預金しか利用してこなかった客を証券会社に呼び寄せるべく、アメリカ合衆国のブルース・ベント、ハリー・ブラウンの2人が設立した「リザーブ・ファンド」がその創始である。従来、公社債などの債券は購入単位が大きく、小口の個人投資家には手が出せない商品であったが、このような投資信託が生まれたことでそれらへの間接投資が可能になった。1973年のオイルショックでインフレーションが起こり、銀行預金の実質的価値が目減りしたことや、CMA(Cash Management Account、証券総合口座)の設定により、MMFで運用した資金をそのまま株式などの購入に当てられるようになったこと、小切手の振出しができ当座預金の機能を有するようになったことも、1970年代に起こったMMFへの大量資金流入の要因となった。

銀行側ではこの動きに応じ、それまで規制がかけられていた預金利率の撤廃を1980年代に実現させ、MMC(市場金利連動型預金)を設定して対抗を行った。

なお、日本におけるマネー・マネージメント・ファンド(Money Management Fund)もMMFと略されるが、実際にはこれよりもマネー・リザーブ・ファンド(Money Reserve Fund、通称:MRF)の方が近いといえる。

外貨MMF

日本において「外貨MMF」・「外貨建てMMF」として販売されている商品の「MMF」とは、この「マネー・マーケット・ファンド」を指す。日本国外で設定された外国投資信託の扱いとなっている。USドル・ユーロ・AUドル・CAドル・NZドル・UKポンドといった、先進国を中心に複数の通貨建てのものがある。

日本におけるいくらかの証券会社・銀行で取り扱われており、外貨預金と比べて利率や為替手数料の面で概ね有利になっている。また、外貨預金は満期の定めがあり、途中解約に制約のあるものが多いが、外貨MMの場合は基本的にいつでも解約可能であること、毎月一定額の積立が(ドル・コスト平均法)可能であること、という利点がある。ただし外貨を直接引き出す事は出来ない。証券会社によっては、外貨MMFにおいた資金で直接(日本から見た)外国籍債券・外国籍投資信託を購入し、その売却資金や利金も外貨MMFに振り込める制度や、銀行の外貨預金などへ外貨のまま(無料ないしは有料で)送金できる制度を設けているところもある。

変更履歴
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