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セレクトセール

セレクトセール(JRHAセレクトセール)とは日本競走馬協会(Japan Racing Horse Association・河野太郎会長)が主催する日本最大のセリ市である。セレクトの名称は、主催者側でセリ市に出す競走馬を選別(セレクト)することに由来する。

目次

  • 1 概要
  • 2 開催日
  • 3 過去に落札された重賞勝ち馬
  • 4 各回の最高価格馬と成績
  • 5 脚注
  • 6 外部リンク
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概要

1998年に創設され、第1回は同年7月13日と14日の2日間に渡って開催され当歳(その年生まれ)183頭と1歳47頭の馬合わせて230頭(他に欠場馬16頭)が上場された。以降、毎年7月にノーザンホースパーク内インドア乗馬場特設会場で行われている。1歳馬のセリは1999年以降中断されていたが、2006年から再開され現在に至っている。

当歳馬のセリ市としてはいまや世界最高級のセリ市となっており、日本国外のバイヤー達が多数来日したり代理人を送りこんでいる。世界的には1歳馬のセリ市が中心であり、当歳馬のセリ市はあまり盛んではない。主な理由としては、当歳馬の不確定要素の多さやデビューまでの成長過程におけるリスク度の高さ等が挙げられる。

ここ数年ではセレクトセール当歳の最高取引額が、その年の世界の当歳馬の最高取引額になっていると合田直弘が述べている。

日本競走馬協会は社台グループが中心となって設立されたため(そのため会場もノーザンホースパーク)社台グループの牧場から毎年多くの競走馬がセリ市に出されており、高額落札馬の大半が社台グループ生産馬であるために事実上の「社台のセリ市」とも呼べる状況にある。しかしながら、当然社台グループ以外の牧場からも当セリ市に出されている。毎年中央競馬(JRA)GI戦線を賑わせた名馬の子孫馬が多数出品される。近年は選定も厳しくなり、より上質の当歳馬を揃えてセリ落しがなされる。当歳馬に関しては落札率が毎年60%を超えており、2003年は76.4%、2004年76.0%、2005年は過去最高の80.1%を達成。2006年は72.7%、2007年75.7%と毎年高い落札率を誇っている。セリ市の様子はグリーンチャンネルで生中継される。なお、一般競馬ファンの見学(購買目的ではない見学)はできない。

開催日

回数 開催日
1歳 当歳
第1回 1998年 7月13・14日
第2回 1999年 開催なし 7月12・13日
第3回 2000年 7月10・11日
第4回 2001年 7月9・10日
第5回 2002年 7月8・9日
第6回 2003年 7月7・8日
第7回 2004年 7月12・13日
第8回 2005年 7月11・12日
第9回 2006年 7月10日 7月11・12日
第10回 2007年 7月9日 7月10・11日
第11回 2008年 7月14日 7月15・16日

過去に落札された重賞勝ち馬

※セレクトセールで実際に落札された馬のみで、主取りや欠場馬はカウントしない。

競走馬名 (太字はGIまたはJpnI勝ち馬) 性 別 優勝重賞レース 父馬 購買者  (馬主) 落札価格 [1]
リキセレナード 小倉3歳ステークス ジェイドロバリー 後藤繁樹 1,522
ボーンキング 京成杯 サンデーサイレンス 金子真人 14,700
アグネスゴールド スプリングステークス、きさらぎ賞 サンデーサイレンス 渡辺孝男 8,400
バランスオブゲーム 中山記念2回、毎日王冠、オールカマー、セントライト記念、弥生賞、新潟2歳ステークス フサイチコンコルド 薗部博之 913
ダイヤモンドビコー 阪神牝馬ステークス、ローズステークス、府中牝馬ステークス、中山牝馬ステークス サンデーサイレンス 大迫忍 18,375
マンハッタンカフェ 有馬記念、天皇賞(春)、菊花賞 サンデーサイレンス 西川清[2] 13,650
アドマイヤマックス 高松宮記念、富士ステークス、東京スポーツ杯2歳ステークス サンデーサイレンス 近藤利一 7,350
メガスターダム ラジオたんぱ杯2歳ステークス、中京記念 ニホンピロウイナー ノースヒルズマネジメント 2,205
ヘルスウォール チューリップ賞 エリシオ 鈴木義孝 1,890
ビリーヴ スプリンターズステークス、高松宮記念、セントウルステークス、函館スプリントステークス サンデーサイレンス 前田幸治 6,300
ユートピア ゴドルフィンマイル、マイルチャンピオンシップ南部杯2回、ダービーグランプリ、全日本2歳優駿、ユニコーンステークス[3] フォーティナイナー 金子真人ホールディングス 5,355
サイレントディール 武蔵野ステークス、シンザン記念、佐賀記念 サンデーサイレンス 金子真人ホールディングス 11,550
イングランディーレ 天皇賞(春)、日経賞、ダイヤモンドステークス、ブリーダーズゴールドカップ、白山大賞典 ホワイトマズル 種田惠志[4] 1,375
ウインクリューガー NHKマイルカップ、アーリントンカップ タイキシャトル ウイン 2,835
タガノマイバッハ 大阪杯、中京記念 ダンスインザダーク 八木良司 6,300
ヤマカツリリー フィリーズレビュー ティンバーカントリー 山田博康 2,310
ビッグテースト 中山グランドジャンプ ノーザンテースト (有)ビッグ 4,830
ゼンノロブロイ 有馬記念、ジャパンカップ、天皇賞(秋)、神戸新聞杯、青葉賞 サンデーサイレンス 大迫忍 9,450
アドマイヤグルーヴ エリザベス女王杯、阪神牝馬ステークス、ローズステークス、マーメイドステークス サンデーサイレンス 近藤利一 24,150
アドマイヤビッグ 東京スポーツ杯2歳ステークス サンデーサイレンス 近藤利一 9,660
プリサイスマシーン スワンステークス、阪急杯、中日新聞杯2回 マヤノトップガン 池谷誠一 840
シャドウスケイプ 根岸ステークス、クラスターカップ フォーティナイナー 飯塚知一 5,880
ブラックタイド スプリングステークス サンデーサイレンス 金子真人ホールディングス 10,185
キングカメハメハ 東京優駿、NHKマイルカップ、神戸新聞杯、毎日杯 Kingmambo 金子真人ホールディングス 8,190
ハイアーゲーム 青葉賞、鳴尾記念 サンデーサイレンス 臼田浩義 15,750
ゴールデンキャスト セントウルステークス タイキシャトル 前田晋二 2,415
ストーミーカフェ 共同通信杯、札幌2歳ステークス アドマイヤベガ 西川清[5] 3,360
ナリタセンチュリー 京都大賞典、京都記念 トニービン オースミ[6] 2,152
モエレアドミラル 北海道2歳優駿 ブライアンズタイム 中村和夫 6,300
ワイルドソルジャー 名古屋グランプリ ブロッコ 小川勲 1,260
ハットトリック 香港マイル、マイルチャンピオンシップ、東京新聞杯 サンデーサイレンス 齊藤四方司[7] 7,140
ヒシアトラス 平安ステークス、マーチステークス、エルムステークス ティンバーカントリー 阿部雅一郎 2,257
ウイングランツ ダイヤモンドステークス ダンスインザダーク ウイン 2,730
ディープインパクト 東京優駿、皐月賞、菊花賞、有馬記念、ジャパンカップ、天皇賞・春、宝塚記念、阪神大賞典、神戸新聞杯、弥生賞 サンデーサイレンス 金子真人ホールディングス 7,350
カネヒキリ フェブラリーステークス、ジャパンカップダート、ジャパンダートダービー、ダービーグランプリ、ユニコーンステークス フジキセキ 金子真人ホールディングス 2,100
スズノマーチ エプソムカップ ティンバーカントリー 小紫芳夫 3,150
モエレジーニアス 函館2歳ステークス フサイチコンコルド 中村和夫 2,782
アグネスジェダイ 北海道スプリントカップ2回、東京盃、クラスターカップ、さきたま杯、サマーチャンピオン アグネスワールド 渡辺孝男 3,780
ワンモアチャッター 朝日チャレンジカップ ペンタイア 松井一三 840
ホオキパウェーブ オールカマー カーネギー 金子真人ホールディングス 3,780
アドマイヤムーン 宝塚記念、ドバイデューティフリー、京都記念、札幌記念、弥生賞、共同通信杯[8] エンドスウィープ 近藤利一 1,680
バローネフォンテン 東京オータムジャンプ オペラハウス 吉橋計 1,050
グラスボンバー 福島記念 Machiavellian 半沢(有) 5,250
フサイチリシャール 朝日杯フューチュリティステークス、東京スポーツ杯2歳ステークス、阪神カップ クロフネ 関口房朗 10,395
モエレソーブラッズ 兵庫ジュニアグランプリ サンデーサイレンス 中村和夫 8,400
アドマイヤキッス ローズステークス、チューリップ賞、愛知杯、京都牝馬ステークス サンデーサイレンス 近藤利一 6,510
アドマイヤメイン 青葉賞、毎日杯 サンデーサイレンス 近藤利一 14,595
マンオブパーサー ダービーグランプリ タヤスツヨシ 鈴木義孝 1,942
オースミダイドウ デイリー杯2歳ステークス スペシャルウィーク オースミ 3,255
フサイチパンドラ エリザベス女王杯、札幌記念 サンデーサイレンス 関口房朗 9,135
フサイチホウオー ラジオNIKKEI杯2歳ステークス、共同通信杯 ジャングルポケット 関口房朗 10,500
アサクサキングス 菊花賞、きさらぎ賞 ホワイトマズル 田原源一郎[9] 7,455
トーセンキャプテン アーリントンカップ、函館記念 ジャングルポケット 島川隆哉 7,245
アイルラヴァゲイン オーシャンステークス エルコンドルパサー 齊藤四方司 3,570
アドマイヤホクト ファルコンステークス サクラバクシンオー 近藤利一 2,310
ベッラレイア フローラステークス ナリタトップロード 植中昌子[10] 2,100
ピンクカメオ NHKマイルカップ フレンチデピュティ 金子真人ホールディングス 7,455
エフティマイア 新潟2歳ステークス フジキセキ 吉野文雄[11] 840
オリエンタルロック 札幌2歳ステークス マンハッタンカフェ 棚網るみ子 2,415
ドラゴンファイヤー シリウスステークス ブライアンズタイム 窪田芳郎 3,990
アドマイヤジュピタ 天皇賞(春)、阪神大賞典、アルゼンチン共和国杯 フレンチデピュティ 近藤利一 4,305
フサイチアソート 東京スポーツ杯2歳ステークス トワイニング 関口房朗 4,515
エアパスカル チューリップ賞 ウォーエンブレム ラッキーフィールド 3,045
エイジアンウインズ ヴィクトリアマイル、阪神牝馬ステークス フジキセキ 太田美實 1,890
アドマイヤコマンド 青葉賞 アグネスタキオン 近藤利一 4,305
ジョイフルハート 北海道スプリントカップ サクラバクシンオー 名古屋友豊 2,100
オウケンブルースリ 菊花賞 ジャングルポケット 福井明 3,150

各回の最高価格馬と成績

回数 年齢 上場馬名 競走馬名 父馬 馬主 (落札者) 落札価格 [1] 戦績
第1回 当歳 ファデッタの98 アドマイヤセレクト サンデーサイレンス 近藤利一 19,950 JRA18戦2勝 NAR4戦0勝
1歳 レディチャタレイの97 シマノブラントン Caerleon 嶋倉久榮 5,775 JRA4戦0勝
第2回 当歳 バレークイーンの99 ピタゴラス サンデーサイレンス 金子真人 18,900 JRA1戦0勝
第3回 フランクアーギュメントの2000 カーム サンデーサイレンス 岡田美佐子→佐々木弘文 33,600 JRA3戦0勝 NAR27戦14勝
第4回 ロッタレースの2001 Dubai Sunday サンデーサイレンス ゴドルフィン 19,950 ヨーロッパ25戦2勝[12]
第5回 ダンシングキイの2002 トーセンダンス サンデーサイレンス 島川隆哉 35,175 JRA1戦0勝
第6回 セトフローリアンIIの2003 フサイチジャンク サンデーサイレンス 関口房朗 34,650 JRA11戦4勝[13]
第7回 エアグルーヴの2004 ザサンデーフサイチ ダンスインザダーク 関口房朗 51,450 JRA4戦1勝[13]
第8回 マストビーラヴドの2005 ダノンマスターズ シンボリクリスエス ダノックス 22,050 JRA10戦1勝[13]
第9回 当歳 トゥザヴィクトリーの2006 未登録 キングカメハメハ グローブエクワインマネージメント(有) 63,000 未出走[14]
1歳 ヴェイルオブアヴァロンの2005 デイズオブサンダー Pivotal 山本英俊 21,525 未出走
第10回 当歳 マイケイティーズの2007 未登録 クロフネ 近藤利一 31,500 未出走
1歳 マイケイティーズの2006 アドマイヤコブラ フレンチデピュティ 近藤利一 26,250 未出走[13]
第11回 当歳 ビワハイジの2008 未登録 ディープインパクト 島川隆哉 23,100 未出走
1歳 ブルーアヴェニューの2007 未登録 アグネスタキオン 近藤利一 25,725 未出走

脚注

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  • ^ a b 万円、税込
  • ^ 実際に落札したのは関口房朗だが、その後手放したことで西川と社台ファームの吉田照哉が共有した。
  • ^ 2006年にアラブ首長国連邦のシェイク・モハメド率いるゴドルフィンへ400万ドルでトレードされ、アメリカへ移籍。G3ウェストチェスターハンデキャップを優勝している。
  • ^ 後に吉田千津が所有。
  • ^ 西川が死去した後は、妻の恭子氏が所有。
  • ^ 山路秀則
  • ^ 諸事情でキャロットファームに提供。
  • ^ 2007年にゴドルフィンへ40億円でトレードされ、傘下のダーレー・ジャパン・ファームの服色でジャパンカップを制覇している。
  • ^ 田原が死去した後は、妻の慶子が所有。
  • ^ 後に吉田勝己が筆頭馬主となる。
  • ^ 吉野が死去した後は、妻の英子が所有。
  • ^ 去勢して2006年にヨーロッパでデビュー勝ち(参照元)。
  • ^ a b c d 2008年7月現在、現役
  • ^ デビューできない可能性もあり。
  • 外部リンク

    • 社団法人日本競走馬協会 - セレクトセールの主催者
    変更履歴
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